書評

時代の変化に乗り遅れない佐渡島庸平さんの考え方【逆転の仕事論を読んで】

前回は、武田双雲さんの考え方がすごい!【逆転の仕事論を読んで】という記事をアップしました。

ホリエモンの著書『逆転の仕事論』https://amzn.to/2DdjQ8r)の中で紹介されている8人のイノベーターの中で武田双雲さんの他にも気になる方がいました。佐渡島庸平さんです。佐渡島さんは講談社に入社、井上雄彦さんの『バガボンド』や三田紀房さんの『ドラゴン桜』など数々の超有名な作品の編集に携わっています。講談社を退社されたあとは独立され、編集や作家のエージェント業などをされているそうです。

『逆転の仕事論』で紹介されている8人は、佐渡島さんや武田双雲さんの他に芸人の田村淳さんやYouTuberのHIKAKINさんなど。ジャンルもやっている仕事も様々です。自分のやりたい仕事で生きていくための考え方や、8人の成功法則がどんなものかを知りたい人におすすめ。

マンガ雑誌だけでも数え切れないくらいありますよね。1つの雑誌で連載されている作品は20種類くらいでしょうか。すぐ打ち切りになってしまう作品も多い厳しい世界の中で、佐渡島さんは大ヒットの作品を量産してきた凄腕の編集者さんです。マンガ作品は流行り廃りが激しい業界なので、今どんな作品が流行りそうか見極める力も必要です。そういった流行を読んだ上で、編集者としてどんな作品を世に送り出していきたいかという企画力も必要になります。

 

本書で紹介されている佐渡島さんの仕事に対する考え方をいくつか紹介していきたいと思います。

 

佐渡島庸平さんの考え方とは

『逆転の仕事論』の中で特に重要だと思った佐渡島さんの考え方は下記の3つです。

  1. 急速な流れについていくために、組織を離れて考えてみる
  2. 独立すると人間関係の協力の仕方が変わる
  3. 失敗しても納得できる道を選ぶ

 

急速な流れについていくために、組織を離れて考えてみる

時代の移り変わりを感じ、自分が何をすべきかを理解するには、既存の組織から出なくてはいけません。

どこにも所属していない状態じゃないと、風の動きは分からないのではないか。そういう危機感を、僕は会社員時代に持ったんです。

会社に所属していると、その会社の仕事ばかりになってしまって、どうしても大きな流れには疎くなってしまいます。ベンチャー企業のような新しいことをしている会社は違うかもですが、時代の流れに取り残されないためにも所属している会社から一歩離れた視点でものを考えることも大切です。

 

独立すると人間関係の協力の仕方が変わる

有名企業に勤めていたとしても、独立すれば有名企業の会社員という肩書はなくなります。所属している企業が大きければ大きいほど肩書を失う不安も大きいです。しかし、会社を出て独立すると今度は周りから自分という人間に何ができるのかという視点で見られることになると佐渡島さんは言います。同じく独立した人が情報をくれたり、努力を認めて協力してくれたりすることもあるそうです。

 

また、独立することで仕事のスピード感も高まるというメリットもあります。佐渡島さんは講談社に所属しているときとは気づかなかった世の中の変化の流れの速さに気づいたそうです。会社に所属するメリット、独立するメリットどちらもありますが、個人としての発言力や影響力を持とうと思ったら、やはり独立するのが良いと僕も考えます。

 

失敗しても納得できる道を選ぶ

成功のイメージをさがすというよりも、納得できる失敗の可能性をいっぱい試してみるうちに、細い成功のイメージが湧き出すという感覚でビジネスを進めています。

佐渡島さんは失敗するイメージがたくさんあるそうですが、完全に失敗がない選択肢なんてないと割り切って失敗しても自分が納得できる選択をしていると言います。

何かをしようとするとき、失敗する不安が生まれるのは当然のことです。ですが、失敗を怖がって何にも挑戦しないのはもったいないと僕も思います。新しいことを始めるときに失敗するのは当たり前です。その失敗から学んで次に活かすことができれば、失敗は失敗ではなくなります。

 

まとめ

皆さんにも知ってほしい佐渡島庸平さんの考え方は下の3点です。

  1. 急速な流れについていくために、組織を離れて考えてみる
  2. 独立すると人間関係の協力の仕方が変わる
  3. 失敗しても納得できる道を選ぶ

今の時代の流れの速さは凄まじいものがあります。現在働いている会社から一歩引いて考えることが大切です。どうしても自分はこれがやりたいというものがあれば、協力してくれる人も現れます。新しいことを始めても失敗することは多いけれど、どうせ失敗するなら自分のやりたいことをやって、失敗しても悔いなくいきたいですね。

 

今回紹介した書籍『逆転の仕事論』https://amzn.to/2DdjQ8r)は佐渡島庸平さんを含めて合計8人のイノベーターが紹介されています。それぞれの方の仕事(だけじゃなく生き方そのものと言っても良いかも)に対する考え方や取り組みを知ることができます。いつも同じことを繰り返すのではなく、何か新しい仕事にチャレンジしたい人におすすめの1冊です。

2020年7月31日現在、Amazon Kindle Unlimitedの読み放題対象作品にもなっています。さくっと読めますのでぜひ読んでみてください。

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