何となく毎日疲れているなぁと思っていたところ、書店でこの本が目に留まりました。
少し読んでみると、自分が今まで聞いたことがない呼吸法や入浴法、食事法などについて、
多くのことが学べると分かり、即購入しました。
疲れをすぐにとりたいとき、疲労を予防したいときに簡単に実践できることがいくつも書いてある、
非常に役に立つ一冊です。
みなさんにも知ってもらいたいと思い、この記事を書いています。
すぐに実践できることとして紹介したいのが、IPA呼吸法、ビフォー&アフターリセット、スタンフォード式スーパー回復浴の3つです。
IAP呼吸法
私はこの本で初めてIAP呼吸法というものを知りました。
IAP呼吸法は腹圧呼吸法とも呼ばれ、息を吸い込んだときにお腹を膨らませ、吐くときもお腹を膨らませたままにするのがポイントです。
腹式呼吸というのもありますが、息を吐くときにお腹が引っ込む点がIAP呼吸とは違います。
IAP呼吸法を行う上でのポイントは、息を吸うのも吐くのも5秒ずつかけて行うということです。
IAP呼吸法の効果
この呼吸法を行うことでお腹の中の圧力が高まり、体幹が安定し、体のバランスが正常になるので疲れにくい体がつくれます。
また副交感神経の働きが高まり、睡眠の質を向上させる効果もあるようです。
僕もこのIAP呼吸を試したのですが、普段よりリラックスして、眠りやすかったです。
短時間でできるので、睡眠で疲れをとりたいときにおすすめします。
ビフォー&アフターリセット
原始時代から脳は体を動かすためにできており、動き続けているのが本来の姿です。
しかし、現代は明らかに体を動かす機会が不足しています。
そのため、仕事が忙しい時や激しく頭を使った時など、体は動いていないのに疲れているときは、逆に軽い有酸素運動をした方が自律神経やホルモンが整い、疲労がとれるようです。
さらに、軽い有酸素運動をする前にビフォーリセットで体の癖をとり、
運動の後はアフターリセットで筋肉の収縮を元に戻すことで疲労回復効果が高まります。
本の中で、ビフォーリセットとしてスキップや重心ジャンピングなど3種類の方法が、
アフターリセットとして2種類のストレッチが紹介されています。
だれでも簡単にできる方法なので、気になった方は本を読んでみて下さい。
軽い有酸素運動は20分くらい行うのがベストですが、運動する暇もなければビフォー&アフターリセットとIAP呼吸法を行うだけでも疲労回復効果があるとのことです。
僕もこの考えに従って、仕事で疲れても、あえて外をランニングしてみました!
すると、心地よい体の疲れを感じ、運動しないときと比べて、ぐっすり眠れました。
スタンフォード式スーパー回復浴
スタンフォード大学で、練習直後で疲れている選手や調子が悪い選手は、36℃の浴槽と10℃くらいの浴槽に交互につかる「交互浴」を行っているそうです。
こうすることで血流が良くなり、疲労やけがの早期回復が期待でき、自律神経が効果的に刺激されリラックスできます。
家でもできる方法
家で浴槽を2つ用意するのは難しいため、シャワーを使った簡単な方法も紹介されています。
10~15℃の冷水シャワーを浴び、37~38℃くらいのお湯につかるのを30秒ずつ、10から12分ほど繰り返す方法です。
最初と最後にコップ1杯ずつ水分補給を行うのがポイントです。
僕も早速やってみました!
最初は冷水シャワーが冷たくて、止めとけば良かったと思ったのですが(笑)、
徐々に慣れて血流が良くなって体が温まってくるのが分かります。
終わった後は体がすっきりして、疲れがとれたなぁと感じました。
それだけではありません。僕は足が冷えやすいタイプなのですが、時間が経った後でも足がぽかぽかしています。
やっぱり血流が良くなっているのだなあと思いました。
疲れを取りたい人、疲れを予防したい人におすすめ!
今回紹介した3つの方法の詳しいやり方は「スタンフォード式疲れない体」に載っています。
自分も特に疲れているときに試したのですが、どの方法も効果があると実感しました。
他にも、疲れない体をつくるための睡眠や、食事・栄養、マインドセット(考え方)などが書かれています。
慢性的に疲れている人の多い現代社会に必須の一冊です。