
こんにちは。今回は『やり抜く人の9つの習慣 コロンビア大学の成功の科学』という本を読んで自分が思ったこと、伝えたいことなどを書きたいと思います。
成功の可能性を高める目標の立て方とは?

突然ですが、あなたは目標を立てたけど思ったように達成できなかったという経験はないでしょうか。例えば、試験で良い点数を取るという目標を立てていても、全然勉強できなくて思ったように点数が取れなかった。とか、読書をするという目標を立てたけど1ヶ月経っても1冊も本が読めていない。という感じです。
目標を達成できないのは目標設定の仕方のせいかも?
このように目標を立てたけど、それが達成できないというのは、そもそも目標の立て方が間違っているのかもしれません。『やり抜く人の9つの習慣 コロンビア大学の成功の科学』には、次のように書いてあります。
目標には具体性を与えること。
本書において筆者は、ただ「やせる」を目標にするのではなく、「5キロやせる」という目標にするべきだと言っています。先程の例で考えると、「試験で良い点数を取る」という目標も、具体性を持たせて「試験で80点以上取る」という目標にするべきです。
もっと具体的にすることが大切
僕も目標を具体的にすることに賛成です。具体的な目標がないと途中でモチベーションが下がって、投げ出してしまうことが多くなってしまうからです。
そして、僕はさらに具体性をアップさせることが必要だと思っています。
例えば、「5キロやせる」という目標を、もう少し具体的にして「夏までに5キロやせる」という目標に変えるということです。「読書する」という目標も「3ヶ月後までに5冊読書をする」という具体性を持たせた目標に変えることができます。
メンタル・コントラストを利用しろ

さらに『やり抜く人の9つの習慣 コロンビア大学の成功の科学』の中で、目標を達成する方法として、「メンタル・コントラスト」を利用することが述べられています。
メンタル・コントラストって?
メンタル・コントラストとは現在の自分と、目標を達成したあとのなりたい自分との「差」をイメージする方法です。もう少し詳しく説明すると、「自分が成功している状態とは、どんな状態か?」を考え、「その成功を妨げている障害は何か?」をイメージする手法です。
メンタル・コントラストをどう利用するか?
例えば「試験で80点取る」という目標で考えていきましょう。
自分が成功している状態とは、どんな状態でしょうか?
試験で80点取ったら答案を返されたときに先生にも褒められた。そのあと友達にもすごいと驚かれたという状況をイメージします。仮に今点数が取れていなかったとしたら、もっと頑張れよと言われている現在の状況との差がより強調されます。
次に、その成功を妨げている障害は何かを考えます。
例えば、テレビが勉強机の周りにあるので、つい見てしまうので勉強がすすまないから。であるとか、夜ふかしばかりだから日中の授業に集中できず、内容が頭に入ってこないから。という感じです。
障害が何かがはっきりしたら、それを1つずつ取り除いていけば良いのです。テレビが邪魔なら電源を抜いておくか、テレビを他の部屋に移してしまうという対策が取れます。夜ふかししてしまうのが原因だと思ったら、どうしたら早寝、早起きができるのかを考え、それを実行します。
他にもこんなふうに応用できます
「3ヶ月後までに5冊読書をする」という目標についても考えていきたいと思います。この場合、自分が成功している状態とは、5冊読書をして同僚にその中の1冊を楽しそうにおすすめしている状況をイメージしても良いですし、5冊読破して充実している自分を想像するのも良いと思います。
次は読書を障害しているものを考えます。例えば電子書籍をスマホで見ていて、ついSNSが気になって読書が進まなくなってしまうということもあるでしょう。他にも内容がつまらないから読書が進まないんだということもあるかもしれませんね。
スマホでSNSを見てしまうということであれば、リアルの書籍で読むのも良いですし、本しか読めないKindle Paperwhiteに端末を変えてしまうという手もあります。また、内容がつまらないのが原因だと思えば、つまらない本は思い切って捨てて、読む本を変えてしまう方法も考えられます。
今回のまとめ

今回のお話のまとめです。
成功の可能性を高める目標の立て方とは、「具体的な目標を立てる」、「目標を達成した自分を想像する」、「目標達成を妨げている障害を明らかにして、それらを取り除く」ことです。
過去に目標を立てて失敗したことのあるあなたも、新たに自分が達成したいと思う目標を立ててみてはいかがでしょうか。
今回紹介した内容は『やり抜く人の9つの習慣 コロンビア大学の成功の科学』を元に自分ならどう利用するかを書いた記事です。書籍が気になった方はぜひ読んでみてください。