チーム 薬剤師の働き方

チームの成果を最大にする目標設定とは【薬剤師にも応用できる】

2月 18, 2020

 

今回は、チームの成果を伸ばすための目標設定について紹介します。

 

本記事の内容

  • チームの成果を最大にするために、目標設定が重要な理由
  • 効果的な目標設定の方法とは
  • 応用編:薬剤師のチームにおける目標設定

 

正しい目標を決めて、大きな成果を生み出せるチームに変えていきましょう。

 

チームの成果を最大にするために、目標設定が重要な理由

チームの成果を最も大きくするには、目標設定をしっかりすることが大切です。

理由は3つあります。

  • 目標がなければ、ただのメンバーの寄せ集めになってしまうから
  • 目標を設定をすることでメンバーの思考が変わるから
  • 目標が決まれば、メンバー自ら行動できるようになるから

 

目標がないと、ただのメンバーの寄せ集めになってしまう

目標がないチームは、ただのグループです。

ただ同じチーム内にメンバーが集まっているだけなので、活動していても何に向かって進んでいるのか、どこまで進んでいるのか分かりません。

それに目的もないので、進んでいる方向が正しいか評価することすらできません。

 

これは、どこに行くか決めずにただ歩いているような状態です。

例えば、「○○に行くんだ」と目標を立てることができれば、○○に向かってどこまで進んでいるのか、方向はあっているのかを確認しながら進んでいくことができます。

 

目標を持たないチームは、ただ人が集まっただけにすぎません。

成果を上げるためには、目標をしっかり設定し、グループをチームに変えていくことが大切です。

 

目標を設定するとメンバーの思考が変わる

目標を決めるとチーム内の個々のメンバーの思考が変わります。

どうすれば目的を達成できるかとういうことを常に考えるようになるからです。

 

例えば「何時間以内に○○に行く」という目標があれば、「早くたどり着くために、このルートを使ってみよう?」とか「この道で合っているか地図を確認しよう」という考えが出てきます。

メンバーからこのような考えやアイデアがでれば、効率的に目的が達成出来たり、より大きな成果があげられたりします。

 

目標を立てることは、メンバーの思考を変えるという点でも重要です。

 

目標が決まれば、メンバーが自ら行動できる

目標設定ができれば、メンバーが自ら行動するようになります。

これは、前述したように個々のメンバーの考えが変わるからです。

 

目標達成するためにメンバーの思考が向かい、その考えに沿った行動をとることができます。

先ほどの例では、実際に検討したルートをたどってみるとか、地図を用意してくるという行動です。

 

このように、目標が決まれば、メンバーの考えが変わり、自然と行動できるようになります。

 

効果的な目標設定の方法とは

チームに必要なものは、メンバー共通の目的、目標です。

目標の立て方でチームの活動が成功するか、失敗するか決まります。

 

目標は大きく分けると次の3種類です。

  • 意義目標
  • 成果目標
  • 行動目標

 

意義目標

チームがどんな影響を与えていくか、チームの存在する意義について示したものです。

抽象的な目標、スケールの大きな目標になってくるので、場合によっては行動になかなか結び付かないことも多くなります。

しかし、目的となる行動が制限されていないのでメンバーが自由な発想でアイデアが生まれやすくなるのがメリットです。

 

成果目標

成果を数値で表したものです。

これは分かりやすいかと思います。

例えば「月に売り上げ○○円」とか「年間で○件契約」という感じです。

振り返る時にも達成度が分かりやすい利点もありますね。

 

行動目標

これは行動を具体的に決めることです。

○○しなさいということが明確になっているので、メンバーは行動しやすくなります。

逆に、色々なアイデアは生まれにくく、決められた行動目標を作業的に行うだけになってしまう危険性もあります。

 

どの目標が良いのか?

「意義目標」「成果目標」「行動目標」どれが良いのでしょうか?

 

ぶっちゃけ、どれが1番良いというのはありません。

まず、どの目標を立てるかはメンバー個々の能力によります。

メンバーが自ら考えて行動することができるならば、意義目標を真っ先に立てるべきです。

 

逆にそういったことが苦手なメンバーだと行動目標や成果目標から立てるべきでしょう。

 

3つの目標はすべて設定してもOKです。

「成果目標」や「行動目標」は分かりやすい成果や業績として設定すれば良いですし、

加えて「意義目標」を決定しておくことで、メンバーの意識や行動が変革され、さらなる成果が生まれるようになります。

 

応用編:薬剤師のチームにおける目標設定

前述した3つの目標はどんなチームにでも応用できます。

薬剤師のチームにおいても同様です。

 

下に示したのは、亀田総合病院の薬剤部の目標です。

1. 2019 年度の目標及び方針
1)薬剤部の使命
我々は、全ての人々に安心、安全かつ最高水準の医療を提供するためにチーム医療における全ての
薬物療法に責任を持つことを使命とする
2)2019 年度目標
1. 医療費適正計画を推進する。
2. がん患者に対するケア、サービスを向上させる。
3. 他職種横断的連携を図り、病棟業務を充実させる。
4. 患者様中心の切れ目のない薬物療法を展開する。
5. ICT を利活用した地域医療における医薬品情報の共有と活用を構築する。

参考:亀田総合病院ホームページ(http://www.kameda.com/ja/general/medi_personnel/workplace/medicine/presentation/index.html)

 

意義目標

薬剤部の使命が「意義目標」にあたります。

「我々は、全ての人々に安心、安全かつ最高水準の医療を提供するためにチーム医療における全ての薬物療法に責任を持つことを使命とする」

 

このような目標とすることで、個々の薬剤師が自ら目標を達成するためにどう動けばよいか考えることができ、様々なアイデアも生まれます。

 

成果目標

2019年度の具体的な数値が入った目標というのは見つけられませんでした。

しかし、2018年度は「後発品使用率80%」「80%の患者に30分以内に薬を渡す」という目標があり、それらを達成したと記載されていました。

 

行動目標

1. 医療費適正計画を推進する。
2. がん患者に対するケア、サービスを向上させる。
3. 他職種横断的連携を図り、病棟業務を充実させる。
4. 患者様中心の切れ目のない薬物療法を展開する。
5. ICT を利活用した地域医療における医薬品情報の共有と活用を構築する。

上記の部分ですね。

このように具体的な行動内容が定められています。

 

あなたもチームでも目標設定をしてみよう

あなたが所属している薬剤部や薬局で目標設定をしてみてはいかがでしょうか。

目的なく、日々の業務をこなすだけにはなっていませんか?

紹介した3つの目的を正しく設定することで、チームの成果を伸ばすことができるかもしれません。

 

参考書籍: 『THE TEAM 5つの法則』(https://amzn.to/2SVyzJ1

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