書評

【書評】『なんでお店が儲からないのかを僕が解決する』

今回は堀江貴文さんの著書『なんでお店が儲からないのかを僕が解決する』(https://amzn.to/3b1PbJQ)を紹介します。

これからの飲食店が何をすれば生き残れるのか、人気であり続けられるのかについて書いてある本です。

「飲食店をやっている人にしか関係ないじゃん」と思ってはいけません。

飲食店の人はもちろん、異なる業種の人にも役に立つアイデアがたくさん載ってると感じました。

今回はなるほどと思った点を3つ紹介します。

『なんでお店が儲からないのかを僕が解決する』の要約

簡単にまとめると下の3つです。

  • 消費者はワクワクを求めている
  • ネットを活用する
  • まずやってみる

 

消費者はワクワクを求めている

現在は昔と違って誰でも情報を得られる時代です。

そんなこともあって、若者は昔から変わらない味より、画期的な味を求める傾向にあると堀江さんは言います。

確かにそれは事実でしょう。新しいお店ができるとすぐ行列ができるという光景をよく見ます。

はじめは新しいお店というだけ人はやって来ます。しかし、ずっと流行るお店にはなりません。

常に新しい料理やサービスを提供していくことが大切です。

 

さらに、堀江さんはたとえ値段が高くても人がワクワクするような、シェフの創意工夫がこめられた料理であれば人が飛びついてくると語ります。

このワクワクさせるということがポイントです。

人をワクワクさせることができるなら値段は関係ないし、妥協した料理を提供するより、自分が出したい料理を作ることができる値段まで上げたほうが逆に話題になりやすいと述べられています。

 

確かに値段をいくらにするのかはかなり難しい問題です。あまりにも値段を高くすると人が買ってくれないのではないかと不安になるし、料理や商品に見合った値段じゃないと実際人は購入してくれません。

重要なのは人が喜んでくれるように自分ができる最高のサービスを追求することです。それで結果的に値段が高くなったとしてもしょうがないことだということではないでしょうか。

 

ネットを活用する

言わずもがなですが、ネットを活用することは超重要です。

堀江さんは飲食店も意外とネットを活用できていないと言います。

確かに身近な飲食店でもホームページがないことがあります。特に個人のお店はホームページがない場合が多いですね。営業時間や営業日、メニューなど簡単なことだけでも載っていればいいのにと思います。

 

SNSを活用する方法もあります。今は、お店のSNSが起点になって人に広まるケースなんかも多いです。

なぜかというと、人は面白いことがあれば誰かに知らせたくなるからです。そして今はSNSがあるので手軽に人に伝えることができ、伝わるスピードも飛躍的に向上しています。

なのでチャンスをつかみやすくするという意味でも、日頃からSNSでの情報発信が大切です。

 

消費者に対してコミュニケーションをとるだけでなく、取引先とつながることもできるという点でもネットは重要です。

激戦の築地で仲買と仲よくなるよりも、産地と直接LINEやメッセンジャーでやり取りする。電話ももちろんありだが、漁師さんが「こんなのあるよ」と、魚の写真を送ってきてくれることもあるだろうから、LINEなどのほうが早いしわかりやすい。

 

日本はそもそもロジスティクスに強い国です。なのでネットをうまく活用することができれば、前時代の料理人や生産者には真似できない広い世界が広がります。

美味しい食材、気になる食材に出会ったらネットで検索してみると良いです。生産者がSNSをやっているとつながってお話もできます。自分がやってみたいことを気に入ってくれるかもしれません。

逆に、生産者も料理人とつながることで情報共有できるし、料理人のニーズを知ることで生産者の側で工夫できることもあるので、新しいビジネスチャンスも生まれます。

 

まずやってみる

まずアイディアを出し、実行するのが重要です。アイディアを出すには経験を積む必要があります。

成功しているお店のシェフは、本当によく食べ歩いているそうです。

自分とは違うジャンルのお店に出かけ、人と会い、世界中を旅行することで様々なアイデアを生み出すことができます。

 

アイデアが自分で納得のいく形になった次はお客さんに出してみます。まずは常連さんに出してみて意見を聞きます。

意見を聞いて改善できるなら改善すれば良いし、続けるのが無理そうならやめても良いです。

 

驚きを絶えず人に与えるのはとても大変ですが、人気をキープし続けるには、最先端の手法や素材の情報を自分から獲りに行かなければなりません。そして、自分なりのアイディアを出して実際に料理を作ります。昔に教わったこと、成功したことを繰り返しているだけのお店はいつか廃れていきます。

ただ「パクる」のではダメで、大事なのはインスパイアを受けて自分なりの工夫を加えることです。

 

まとめ

今回は堀江貴文さんの著書『なんでお店が儲からないのかを僕が解決する』(https://amzn.to/3b1PbJQ)を紹介しました。

記事の中では大切なポイントだと思った点を3つ紹介しました。

 

まず、消費者はワクワクを求めていることです。

常に新しい料理、新しいサービスを考え、提供し続けていく必要があります。

 

次にネットを活用することの重要性です。

ネットを上手く活用すると、もちろんお客さんへのいい広告にもなります。それだけでなく、生産者と料理人をつなぐ便利なツールにもなってくれます。

 

最後にまずやってみることが大切という点です。

アイデアを考えるだけでなく、自分が納得できれば、実際にやってみることが超重要です。

実際に料理やサービスを提供してみることで、長所や短所が明らかになります。

外から評価してもらい、改善するという行為を素早く繰り返すことで、人気をキープし続けることができます。

 

他の堀江貴文さんの著書を紹介した記事なんかもありますので↓のリンクから読んでみて下さい。

【要約と感想】『ハッタリの流儀』でホリエモンの成功方法を学ぶ

武田双雲さんの考え方がすごい!【逆転の仕事論を読んで】

-書評

© 2025 KENCHANBLOG