
こんにちは。
今回は『コンサル一年目が学ぶこと』の紹介です。
ビフォー(以前の自分)
現在の職業が医療職で病院に勤務していることも影響し、
今まで、仕事のスキルに関して全くと言って良いほど学んできませんでした。
コンサルタントと現在の私の職業は全くの異業種です。
しかし、この本の冒頭には「職業・業界を問わず、社会人一年目で学んだときの基礎的なレベルから15年後にも役立つ普遍的なスキルを理解できるようになる」
と書かれてありました。
なので、これは良い勉強になるぞと思い、この本を読んでみました。
気付き
30の重要スキルについて書かれてあります。
かなり多くの学び、気付きがありました。
①まず結論から話すのがコミュニケーションの鉄則
初めに結論から話し、後から理由・具体例を述べ、最後に再び結論でまとめると相手に伝わりやすいです。
一番初めのスキルとして紹介されているのですが、自分はそれが意識できていなかったなと感じました。
話すことが定まっていなくて、ついだらだらと話してしまいがちになる人も
話し始める時にこの法則を意識することで、人に伝わる話ができるのではないでしょうか。
②人を説得することのできる話は、感情と論理の両面で優れているが、若い時ほど感情より論理を優先させることが大切
適当に理論をごまかして感情で押すような話し方は簡単かもしれませんが、
それで本当に人を納得させるのは難しいのだと分かりました。
特に若い時は、論理や数字を用いて話をしなければ聞いてもくれません。
数字や論理を用いて筋の通った話ができるように意識していきたいですね。
③相手の期待を超え続けることがビジネスの基本
相手の期待値を把握し、それを少しずつ上回る仕事を続けていくことが大切です。
期待値を正確に把握することも重要です。
無駄な仕事をして期待を超える仕事もできなくなってしまうからです。
④提案の基本は雲雨傘の理論
事実:雲が出ている
解釈:雨が降りそうだ
アクション:傘を持って行こう
このように事実、解釈、アクションを明確に分けることを「雲雨傘の理論」と言います。
3つの事柄の内どれかが欠けていたり、ごちゃごちゃになっていると適切な提案とは言えません。
僕も現状だけ話してしまって、具体的な方策を考えていないことがよくあります。
事実だけでなく、自分の考えやプランを含めた提案ができるように意識していきたいです。
⑤仮説思考に基づいて意思を決定する
問題に対してまず「仮説」を立てます。
そして仮説→検証→フィードバックを繰り返すことを「仮説思考」と言います。
仮説を定めると、それに対してリサーチを行えば済むのでとても効率的です。
検証やフィードバックの結果、仮説が間違っていれば、また新たな仮説を設定します。
そうして、新たな仮説に対して再度リサーチをかけていきます。
常にこの「仮説思考」のくせをつければ、自分の意思決定の軸がぶれません。
行き当たりばったりを防ぐことができます。
⑥仕事のスピードを上げるには余計なことをやらない
80%の大部分を決定するのは、ほんの20%の要素であるという「20対80の法則」という考え方があります。
重要な20%に着目して力を注ぐことで、早く深く仕事ができます。
自分なりの判断を持って、何が20%に当たるのかを決めます。
それができないと残りの80%を捨てる決断ができません。
⑦仕事にヴァリューを出す
ヴァリューとは付加価値という意味で、相手に対する貢献のことを指します。
生産者・プロとして、所属している会社への貢献や顧客への貢献を考えることが重要です。
自己満足だけの仕事をしないように注意しなくてはなりません。
⑧コミットメント力を学ぶ
仕事に対する「コミットメント」とは、約束したことを必ずやり遂げることです。
常に自分が貢献する相手にコミットすることで、相手から信頼されます。
TO DO(すべきこと)
この本からは学ぶことが多く、すぐ実行できることもたくさんあると思いました。
・仕事で人に対して何か伝える時
①結論から話す
②論理的に話す
③提案するときは事実・解釈・アクションを明確にする
・仕事に対する考え方
①相手に貢献し、それを超え続け、信頼を得る
②仮説思考で意思を決定し、行き当たりばったりは止める
③何が重要かを判断し、深く掘り下げる
おわりに
仕事の方法、考え方を学んだり、見つめ直すことができる本です。
コンサルタントをされている方は、この本に書かれてあるような内容のことは多く学ばれているのかな?と思います。
なので、僕のようにコンサルタント業とは異業種の方や仕事術が書かれた本を読まれたことがない方におすすめです。
そして、職業問わず新社会人の方は必ず役に立つので読んでみてください。