ビフォー(以前の自分)・この本を読んだきっかけ
自分はメモをとることがほとんどありませんでした。
何かを聞いているときに、メモすることに意識をとられすぎると、聞くことに集中できなくなると感じていたからです。
しかし、メモをとらなすぎても後で思い返しにくくなるので、どうしたらいいのかなあとも思っていました。
著者の前田裕二さんはメモを鬼のようにとられることで有名です。
そんな人が、メモをとるのが一体どんな良いことがあるのか知ることができると思い、この本を読みました。
気付き
メモとはただの記録だと考えていたのがそもそもの間違いだと分かり、ショックを受けました。
メモをとる真の意味は知的生産性の向上。
簡単に言うとアイデアをたくさん生み出すことです。
そして、メモは無数に生まれるアイデアを言語化するツールにもなります。
この「言語化」がかなり重要なポイントです。
言語化することでアイデアが人に伝わりやすくなるという利点があります。
さらにメモを見ることで自分の潜在意識にも刷り込まれ、夢が実現しやすくなり、
意思決定する場合の自分の軸が決まるという効果もあります。
メモはファクト→抽象化→転用の順に行います。
ある事実から導けることを自分なりに抽象化し、それを他のことに転用します。
このような順番でメモ作成することで、気付いたことすべてをアイデアにすることができるのです。
例えば、あるヒット商品が印象に残ったとすれば、それがなぜヒットしているのか?なぜ需要があるのか?と考えます。
この「なぜ?」と考えることが最大のアイデアを生み出す原動力です。
また、自己分析においても「なぜ?」が重要です。
なぜ過去の自分がそれを感じたのか追及することで、それをこれからどう転用するのか、これから何をするのかを考えることができます。
TO DO(すべきこと)
自分が気になったことはとにかくメモる。
これに尽きると思います。
本の中ではメモのとり方はかなり詳しく書いてあったのですが、
形式にとらわれすぎると続かない気がするので、ただメモをとるところから始めます。
そして、メモした事柄から何に転用できるのかを常に考え、一つでも多くのアイデアを生み出していきたいと思います。
最後に
著者・前田裕二さんのメモに対する情熱を感じられる1冊です。
メモをとることにはこんな良いことがあったのかと本当に目からウロコでした。
読んだ瞬間からメモをとりたくなるような本です。
かなり売れている本なのですでに読まれた方も多いと思いますが、
まだ読んでいない方は是非読んでみて下さい。