
新社会人になった人はできる限り早く投資を始めた方が良いです。
税金の面で優遇されているiDeCo(個人型確定拠出年金)やNISA(少額投資非課税制度)から始めましょう。
なぜ新社会人はすぐ投資を始めるべきなのか?
投資を若い時に始めると、それだけ運用する期間が長くなります。
これが最大の理由です。
長期間運用できると複利効果による恩恵を最大限うけることができます。
複利とは、利子にもまた利子がつくことです。
例えば、100万円を、年間10%の利益で運用したとします。
すると1年目は110万円、2年目は121万円、3年目は133万円と徐々に増える金額も増加していきます。
これが複利効果です。
年を重ねれば重ねるほど有利になっていきます。
iDeCoなら20歳から始められるので、できるだけ早く始めた方が得します。
早く投資を始めるだけでめちゃ差がつきます!
例えば30歳から60歳まで毎月3万円ずつ積み立て投資を行い、年率4%で運用したとしましょう。
30年間で積み立てた金額は1080万円ですが、運用の利益が上乗せされるので、全体としては約2080万円です。
しかし、10年早く、20歳から始めたとしましょう。
同じく60歳まで毎月3万円ずつ積み立て投資を行うと、投資期間は10年延びます。
40年間で積み立てた金額は1440万円となり、運用で増えた金額も合計すると約3550万円です。
このように投資期間が30年から40年になるだけで、1500万円ほどの違いが現れてきます。
ここで、「ちょっと待てよ、10年長く積み立てているから、最終的なお金も多くなるのは当たり前」だと言う方もいると思います。
しかし、積み立てた金額は両者の間で360万円しか違いません。
これが10年分の複利効果なのです。
60歳以降使えるお金に、この差がでるのは大きいと思いますよね。
投資は怖いもの?
損するリスクがあるから投資に抵抗があるという人もいると思います。
以前僕も、投資はお金を失っていくギャンブルだと考えていました。
しかし、将来お金で心配したくないと思い、投資について色んな人のブログを見たり、本を読んだりして学びました。
勉強してみると、投資は決して怖いものではなく、上手く行えば生活を豊かにできると分かりました。
これなら、もっと早くしておくべきだったと少し後悔しています。
だから、この記事を読んだ皆さんには少しでも早く投資を始めてもらいたいと思っています。
確かに投資にはリスクがあります。
というかリスクのない投資は、ほとんどありません。
しかし、少ないリスクでより多くの利益を得る手法はあります。
それは、米国のインデックス投資を長期間行うという方法です。
インデックスとは平均株価指数のことで、日本なら日経平均、米国ならダウ平均などがあります。
日経平均は1989年がピークで、2019年8月現在もピークには遠く及びません。
一方、ダウ平均は長い目で見るとずっと右肩上がりで、現在は、1980年のおよそ30倍です。
そして今後も上昇を続けていくと考えられています。
もちろん短い期間では、リーマンショックやブラックマンデーのように株価が暴落することはあり得ます。
しかし時間が経つと、元の水準まで回復し、また上昇していきます。
これが、投資長期間になるほどリスクも小さくなるという根拠の1つです。
投資をしないとどうなるか?
それに、投資しないこともリスクです。
理由は2つあります。
1つは銀行の利子が低すぎるためです。
2019年8月現在のゆうちょ銀行の利子は年間0.001%。
「インデックス投資は勝者のゲーム」の中で、著者ジョン・C・ボーグルが
これからのインデックス投資の平均リターンは年間4%と予想しています。
銀行の利子と比べると、投資の利益はリスクを補って余りあるものだと言えないでしょうか?
もう1つは、基本的に物価は上がっていく(インフレ)からです。
インフレになると持っているお金の額は変わらなくても、価値は昔よりも下がることになります。
現金でお金を持っていてもだんだん減っていくのと同じです。
新社会人の投資は何から始めるべきか?
iDeCoやNISAから始めましょう。
その2つは政府が税金の面で優遇しているからです。
具体的には運用益や利息が非課税だったり、所得控除が受けられたり(iDeCoのみ)します。
運用商品は自分で決められ、複数を組み合わせることもできます。
僕は、前述したように米国のインデックスに連動した商品をおすすめします。
実際、僕もiDeCo、NISAを利用しており、その大部分を米国のインデックスに積み立て投資しています。
まだ投資を始めていないあなた、
自分は若いからといって投資をしない選択をしてはいけません。
証券口座開設から今すぐ始めましょう!
どこで運用しても同じことなのですが、少しでも利益を多くするために、手数料の安いネット証券をおすすめします。
ただ、投資は自己責任です。
どんな投資を行っても少なからずリスクはあります。
だからといって、何も怖がる必要はないということです。
少額の積立から始めておいて、本を読んだり、ネットで調べたりして徐々に投資に対する知識を身につけていって下さい。