

読書を頑張りたい人「これから読書を頑張りたいけど、速読や多読を身につけた方が良いのかな?失敗しない方法が知りたい。」
こんな疑問にお答えします。
この記事を読むと
- 読書法に関する勘違いが分かる
- 読書術で失敗しない
- 読書のモチベーションが上がる
僕は速読や多読などの読書法を誤って理解していましたが、よく本を読むようになって自分の勘違いに気がつきました。
前半では読書術を勘違いして失敗する原因について、後半は読書術で失敗しないための方法を紹介します。
この記事を読んだ後は、本を読んでも役に立たないことはなくなるでしょう。
正しい読書術についての知識を得られるので、さらに本を読みたくなります。
読書法に関する本がすぐ知りたい人には下記がおすすめです。
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読書術を勘違いして失敗する原因

下記の3つです。
- 速読って本の全体をただ速く読めば良いんでしょ?
- とにかく多く本を読めば良いんでしょ?
- 役に立つ良質な本を時間をじっくり時間をかけて選びたい
速読って本の全体をただ速く読めば良いんでしょ?
ただ速く本を読んでも意味なしです。
なぜなら、頭にも残らないし、理解も深まらないからです。
カリフォルニア大学の研究では「読書のスピードを上げると、逆に理解度は下がる」ということも分かっています。
ただ速く本を読むことは、飛ばし読みです。特に目的なく文章をぱっぱと読んだときは、後で何も覚えてない、なんて経験は誰しもあると思います。
「全体をバーッと読んで理解している人も知っている」と言う人もいるかもしれません。
たしかにそんな人もいますが、それは生まれもっての才能である可能性が高いです。
普通の人はいくら読む速さを上げる訓練をしても無駄かもしれません。
とにかく多く本を読めば良いんでしょ?
ただ多く本を読んで、知識を詰め込もうとするのは間違いです。
たくさんの本を読むことが目的になって、どの本の理解も浅くなってしまうからです。
例えば「欲しい服はないけど服屋にふらっと立ち寄ってみた。後で思い出そうとしても何が置いてあったか思い出せなかった」みたいな感じです。
確かに多読をすすめる人もいますが、ただ本をたくさん読めと言っている人はいません。目的を持った多読を進めていると思います。
欲しい情報を決めずに多読するのはやめましょう。
役に立つ良質な本を時間をじっくり時間をかけて選びたい
良い本ばかり求めるのは時間の無駄です。
特に、読もうとしているジャンルの初心者は選ぶ基準すら持っていないからです。
例えばゴルフの初心者がいくらゴルフクラブ選びに時間をかけても、実際にコースに出て使ってみなければそれが、自分にとって合っているか、合っていないかなんて分かりませんよね。読書もそれと同じことです。
手にとった本すべて読んでも良いとは言いませんが、本えらびに時間をかけすぎる意味はありません。
どんな本でも自分のためになる部分があります。
たとえ、訂正すべき内容がある本でも、「自分ならこう直す」と今までの知識や経験を思い出すことでアウトプットにつながります。
読書術で失敗しないために

結論から言うと、「読書術を追い求めるのではなく、自分が欲しい知識を追い求める」ことです。
少し詳しくいうと下の3つです。
- 本当の速読とは読む部分を絞ること
- 多読しなくても、知識は多く得られる
- 本を選ぶのではなく、本から得たい情報を選ぶのが重要
本当の速読とは読む部分を絞ること
速読とは本の全体を速く読むことではありません。読む部分を絞ることです。
そうすることで本を読む時間を減らすことができます。
じっくり読む部分とそうでない部分を分ける方法。それは自分にとって必要な情報かそうでないかを決めておくことです。
自分の欲しい知識が定まっていれば、「ここは飛ばしてもいいな」「ここは必要だからゆっくり読もう」と緩急をつけて読むことができます。
その結果、無駄な部分に時間をあてることなく、理解も深める読み方ができます。
しかし、これから取り組もうとしているジャンルであれば、自分にとって何が必要な情報か分かりません。
そんなときは、読みやすい初心者向けの本や入門書、あとマンガ版なんかもおすすめです。基礎的な知識をつけることで必要な部分を見分ける目も養われます。
多読しなくても、知識は多く得られる
少ない本でも欲しい情報を明確にすることで、多くの知識を得ることができます。
情報の判断基準を持つと、本の必要な部分に集中できて記憶力も高まるからです。
多くの本を読むこと自体が目的となってしまうのは間違い。
読む目的をしっかり持って読書することが大切です。
かといって多読のメリットが全くないかといえばそうではありません。
メリットの1つ目は、基礎ができた人の理解が広がるということです。
どのジャンルでもある一定のところで伸び悩んだり、世界が狭くなったりします。
多読はそれを打ち破ってくれます。自分の興味があるものだけを読むのではなく、ときには古典から最新のものまで手を広げてみることも大切です。
メリットの2つ目は、思い込みを避けられることです。
どうしても少ない本からだと著者の意見が偏っている場合があり、自分の意見もそっちに流されてしまう危険があります。
多くの本を読むことで、賛成・反対・中立、どの意見も知り、柔軟な発想も生まれます。
メリットの3つ目は、重要な原理・原則が分かるという点です。
多数の本を読むと同じような手法や考え方が何度も登場することがあります。
多くの著者が、同じノウハウや考え方について述べるということは、それらがそのジャンルにおける原理・原則であると言えます。
自分で原理・原則を導くことができれば、それを忘れることはないでしょう。そうなれば、本の内容を仕事や生活にも活かすことができます。
本を選ぶのではなく、本から得たい情報を選ぶのが重要
本を選ぶのに時間をかけるのではなく、本から何を得たいのかを考えることに時間をかけましょう。
そうすると、本から得たい知識が決まり、読んだ後にその内容をアウトプットする、つまり実生活に活かすことができます。
どうしても良い本が選びたいんだという人には時間をかけず、良い本に出会う方法があります。
それは、最近読んで「これは良かった」と思った本で紹介されていたり、出典に載ったりしている本を読むという方法です。
「自分が良いと思った本」の著者が読んだ本、おすすめしている本なので高確率で良い本である可能性が高いです。
本記事のまとめ
ポイントは以下の3つです。
- 本当の速読とは読む部分を絞ること
- 多読しなくても、知識は多く得られる
- 本を選ぶのではなく、本から得たい情報を選ぶのが重要
繰り返しになりますが共通して重要なのは、読書術にとらわれるのではなく、欲しい情報を自分から得ていくことです。
もう誤った読書法で失敗するのはおしまいです。
正しい心構えで読書にのぞみましょう!
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